他施設で白内障手術を受けられた人へ

白内障手術後の視力を改善する方法

乱視矯正手術、眼内レンズ入れ替え手術、
眼内レンズ縫い付け手術など

白内障手術後のレーシック

 
「白内障手術をしたのに、自分だけよく見えない。周りのお友達はみんな、手術後はよく見えると言っているし、手術を受けた施設でなぜよく見えないのかと色々尋ねても、手術はうまくいっていると言われる。悲しい、どうしてですか?」と思っている方は実は少なくありません。

ある患者さんはそのために悩んで、うつ症状を起こされたそうです。また、「白内障手術をしたら、テニスがもっとよくできると楽しみにしていたのに、白内障手術をしてもよく見えず、期待していたようにスポーツを楽しめない。どうしたらいいのか」と相談に受診された方もおられます。
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この患者さんたちに共通していたのは、白内障手術後に残っている乱視です。白内障手術のとき、レンズを眼の中に入れるときのわずか3mm程度の切り込みによっても、乱視が大きくなる場合があります。
 
ですから、白内障手術後に残っている乱視を、乱視矯正手術で軽くすれば、もっとよく見えるようになります。しかし、この乱視矯正手術を実施している施設が少ないために、白内障手術後の乱視が残っている患者さんたちの「裸眼視力が思ったほどよくならない」という不満はいつまで経っても解消されません。
 
現在では乱視の矯正手術は精密な対応が可能となり、当院ではプレミアム・アイデザイン・レーシックという患者さんひとりひとりに合ったオーダーメイドでの矯正手術を行っております。
 
先ほどの患者さんは、乱視を矯正してテニスなどのスポーツが快適にできるようになり、とても喜んでいらっしゃいました。
 
アイ・レーシックは宇宙飛行士の視力回復手術としてアメリカのNASAが認可した唯一のレーシックです。プレミアム・アイデザイン・レーシックはそのアイ・レーシックを超えてさらに5倍の精度を持つ、レーシックの最高峰技術です。
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両眼同時に治療を行うことができ、通常は片眼10分以内で処置は終了します。この乱視手術を受けられた患者さんの例では、乱視を矯正する手術の前は0.2の裸眼視力が、手術翌日は1.0以上に視力回復することが珍しくありません。
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対応方法を理解いただくことで、視力はぐんと変わることがあります。
 
全国的にスタンダード・レーシックでさえ日本では普及が遅れており、このような対応方法が眼科医の中でも余り知られておりません。こうした方法を知っていただくと、白内障手術の後に見え方がよくなくても当院では対応可能な場合がありますので、是非ご相談下さい。
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乱視を矯正する例のほか、眼内レンズの度数が合っていない場合は、眼内レンズの入れ替え、レーシックによる度数の矯正、また、眼の中に入れた眼内レンズの位置がずれていたり、眼内レンズが外れてしまっていたりする場合は、眼内レンズの位置をもとに戻す手術や、眼内レンズを縫い付ける手術も可能です。
 
しかし、眼内レンズの入れ替え手術は、白内障手術の後、比較的すぐの時期(手術後約半年)を過ぎると、眼内レンズが眼の中の組織にくっついてしまうので難しくなります。
そもそも眼内レンズの入れ替えは技術的に難しいので、実施しない施設もあります。
 
そのような場合、度数が合わないレンズをずっと眼の中に入れたまま、我慢している方も大勢おられます。
 
もし手術後半年以上過ぎていても、プレミアム・アイデザイン・レーシックで驚くほど視力が回復してお喜びいただけることも多いですので、ご自身の視力問題解決のために是非当院へご相談ください。
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しかし、注意しておいていただきたい点があります。
 
それは、白内障は水晶体の病気なので、もし水晶体以外の眼の奥の場所に何か病気がある場合は、白内障手術をしても視力がよくならないことがあるという点です。
 
患者さんの眼の病気によっては、視力低下の原因が白内障ではない場合、白内障手術をしても視力が満足に至らない場合があります。
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白内障手術の後なのに、なぜか視力がよくならないと悩んでいらっしゃる場合は、これまでに説明した乱視や角膜の状態によるものか、眼の奥の病気のためか、眼内レンズの度数が合っていないためか、その原因を確かめるためにも、手術後あまり時間が経過していない間に、検査と診察にお越しいただきたいと思います。

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