誰にでも生じる「老眼」
40代の声を聞くと「目のかすみ」や「目の疲れ」が気になってくる方が増加します。
男性の「厄年」は、こうした身体の変化時期を経験的とらえて決まってきたとも言われています。
身体の変化の境目とも言えそうです。
その変化を一番感じやすいのが、「視力」です。
「老眼」として自覚が生じてきます。
老眼が始まると、一気に「齢を感じる」方が増えるようです。
ところが「老眼」をきちんと説明できる方は少数です。
働き盛りの40代は、男女ともいちばん充実した世代とも言えます。
しかし20代の若い頃のように無理がきかなくなってきていませんか?
「老眼」は病気ではなく、誰でも通る道
まず、はじめに…老眼は病気ではありません。
年齢を重ねることをエイジングと言います。
老眼はエイジングに伴う生理現象のひとつです。
年を取って見かけが全く変わらない方がいないように、老眼は誰にでも起こる目の老化現象に過ぎません。
ただし、その進行具合には個人差があります。
主として毎日の生活習慣で老化の速度が変わることは多くの方がご存知だと思います。
https://ogurikinshi.com/column/?p=2996
老眼とは、モノを見るときにピントを合わせる目の調節機能の衰えが原因で起こります。
つまり、レンズの役目をしている「水晶体」が硬くなり、弾性力が低下して、近くを見るときに必要な“調節”ができなくなる状態です。
実は、エイジングに伴う水晶体の老化は15歳頃から始まっています。
多くの場合、40歳を過ぎる頃からピントが合わせにくくなるという自覚症状が現れて「老眼」に気付くというわけです。
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老眼に関するウソ?ホント?
お伝えしたように老眼は誰にでも起こるものです。
誰にでも起こるものは、都市伝説、ともいえる事柄が信じられている場合があります。
以下のことに皆さんは正確に答えられるでしょうか?
近視の人は老眼にならない
目に限らず、年齢を重ねることによる身体の機能の衰えは少なからず誰にでも起こります。
近視の人でも目の機能は老化します。
ただ、近視の人は近方のピントが合いやすく、メガネを外した状態だと近くのモノが比較的よく見えます。
そのため、自分が老眼であることに気付きにくいようです。
また、近視の程度にもよりますが老眼鏡を必要とする年齢は遅くなる傾向があります。
老眼鏡を使うと老眼が早く進行する
老眼鏡を使っても、使わなくても目の機能の老化は、手術治療をしない限り、誰でも生涯進行します。
この「都市伝説」の由来は、老眼鏡をかけると無理をしなくても近くのものが良く見えるようになるため、老眼鏡を外したときの見えにくい状態との差が、いっそう気になるからだと思われます。
では、我慢して老眼鏡を使わずに過ごすとどうなるでしょうか?
手元が見えにくい状態を我慢していると、当然目の疲労が蓄積します。
その結果、“疲れ目”や、症状が重くなると“眼精疲労”に発展して、毎日辛い思いをされている方もおられます。また、近くを見ることを避けるようになると、本や新聞を読まなくなり、必要な情報収集量が落ちることで、生活の質の問題に繋がることも考えられます。
現代生活での情報収集は、新聞、書籍やスマホからと言う方が多いため、老眼を我慢することで問題になることも多いのです。
老眼のサインに気付いたら・・・
目の調節機能が衰えた状態で無理をして近くを見続けることは、目や視覚情報の処理をする脳にまで無理をさせることになり、眼精疲労の原因となります。
老眼かな?と思ったら、まず目に負担をかけないようにすることを心掛けてみましょう。
老眼進行を遅らせる対策を検討されることをお勧めします。
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