白内障になる原因
これまでにもお伝えしたように、白内障の実態は水晶体のたんぱく質がかたくなり濁る、たんぱく質変性です。
例えると、卵の白味がゆで卵になると固く、白くなるようなものです。
どうしてこうしたたんぱく質変性が起こるのでしょうか?
水晶体は主にたんぱく質と水でできています。
たんぱく質の変性は、加齢や、長年にわたる紫外線曝露など、さまざまな影響を受けて少しづつ変化し白く濁ります。その結果、水晶体全体が濁り、視力の低下を招くことになるのです。
その濁りはさまざまな原因で起こります。最も多いのは加齢によるものであり、これを「加齢性白内障」と呼んでいます。
では何故「加齢」でたんぱく質が濁るのでしょうか?
この変性はたんぱく質の酸化のためです。それには「活性酸素」が関与していることが医学的に解明されています。酸化の原因となるのが「血液の活性酸素」なのです。
アトピー性皮膚炎や糖尿病で白内障が起こりやすいのは、いずれも血液の活性酸素が増えているため、水晶体の細胞代謝に悪影響を与えるからです。
活性酸素は生きていくうえで必ず生じます。呼吸の深さでも活性酸素の発生量は変化します。白内障の原因としてしばしば取り上げられる紫外線、ストレス、排気ガス、たばこ、アルコール、食品添加物などの日常的な生活で活性酸素が発生します。
この対応については小栗のインタビュー記事やコラム等でこれまでにもご紹介しております。
https://ogurikinshi.com/column/?p=6149
白内障を予防したい
白内障になってしまった方には手術をお勧めします。 なぜなら一度濁った水晶体は元には戻らないからです。
しかし白内障が進行する前に、原因を理解して日常生活を意識するだけで老眼や白内障の予防は可能だと考えます。ですから、まずは白内障を予防して、老眼の進行を遅らせることを推奨します。そして、理想かもしれませんが100歳まででも自分の生身の目の良い視力を保っていただき、生涯をすごすことが出来ればこんな良いことは無いでしょう。
しかし、若いころから近視になっていたり、遠視が強い方はメガネが無いと生活に支障をきたす場合が多いです。こうした方には、近視、遠視、老眼を治すことが可能な白内障手術がおすすめです。
手術は行わずに、生活に問題が無ければそれに越したことはありません。これは目に限らず、必要なければ手術せずにこしたことはありません。
ですので、若いころメガネなしに良い視力を保っていた方こそ、白内障の予防を心がけて、100歳まで自分の視力での生活を目指していただきたいと考えます。
日常のちょっとした工夫で身体は変わる!
一度白内障になった場合、手術以外の対応で回復することは現時点では困難です。卵がゆで卵となり白味が白く固まったものを、卵を割らずに透明に戻すことは出来ないのと同じことと考えられます。
しかし、水晶体の「たんぱく質の変性 = 白内障」の進行を遅らせることは出来ます。
このたんぱく質変性を起こす原因は、血液に日々発生する「活性酸素」であることはほぼ科学的に認められています。
つまり、「活性酸素」を少なくすることが出来れば白内障、老眼の進行は遅らすことが可能なのです。
小栗が高濃度水素吸入療法をおすすめするのは、白内障が進行する前に予防対策として効果が期待でき、全身的な「活性酸素対策」をすることで様々な成人病への医学的治療効果も報告されているからです。
https://ogurikinshi.com/column/?p=5594
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