術後に不快感が残る場合も!
多焦点眼内レンズは、その特性から色の濃淡(コントラスト)の感覚に影響する場合があります。白内障になっている場合は、そもそもコントラスト感度が落ちているのですが、それでも術後に視力が改善したがために色の濃淡が気になって、見えにくいことがあります。目に入ってきた光を、レンズが遠方と近方に分散させて振り分けることによって生じる現象です。多くの場合は気になる程ではありませんが、この評価をするために「コントラスト視力検査」が導入されつつあります。
人の感覚はひとりひとり様々です。繊細な方では、全体的に膜がかかったようで、見えてはいるが感覚に違和感があるというような、見えづらさを訴える場合があります。
とはいえ、両眼に多焦点眼内レンズを挿入した方は、術後数か月すると慣れてきて問題となる自覚症状はほぼ解消するようです。
問題が起こった場合の対処法
日常生活に影響するような問題を訴える方は少ないです。
しかし、従来の多焦点眼内レンズ(回析型、屈折型)で問題が残るようでしたら、連続焦点型(EDOF眼内レンズ)へ入れ替えて症状が解消する可能性があります。
他にも偏光メガネ、追加屈折矯正、単焦点眼内レンズへの交換などの対処で解決可能です。ある眼科報告では約7%の方にこのような問題が生じうると言われています。
人間の感覚はひとりひとり微妙に異なるため、いくら術前に話を聞いてはいても、実際の手術後の状態で「思った見え方と違う」という訴えは、単焦点、多焦点にかかわらず起こりうることです。
ひとりひとりの見え方の満足度に応じて、当院では様々な対応を準備しています。費用だけを優先せず、白内障術後の人生を快適にお過ごしいただくために、担当医と十分に打ち合わせの上レンズをご選択ください。
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