小栗：O　　チャコーシェルくん：チャコ

チャコ：「息を吸うときも吐くときもお腹をへこませることで、腹圧をかけるドローインでチャコな！」

O：　　　「ＮＨＫの番組、『あさイチ』でも紹介されたことがありますね。ドローインとは、英語で “draw in” と書き “引っ込める” という意味です。息を吸って、お腹を大きく引っ込め
インナーマッスルを鍛えるエクササイズです。」

チャコ：「貝殻が硬くて引っ込まないでチャコ！？」

O：　　「・・・。」

チャコ：「う～ん、頑張っても出来ないでチャコ！！」

O：　　「・・・、チャコーシェルくんは、ここまでで大丈夫です。読者の方は、まずは、息を5秒かけて吸いながらお腹の丹田（おへその5～10cmほど下の部位）をへこませましょう。

先の腹式呼吸との違いは、お腹をへこめながら息を大きく吸いこむ点です。」

チャコ：「へこまなくても、へこんだ気持ちでやるでチャコ！」

O：　　「皆さんはチャコーシェルくんのことは無視しておいてください。次に15秒ほどかけて息を吐きながら、お腹をへこませます。

吐ききった後も、その状態を10秒ほどキープ。

このセットを1日10回行ってください。」

チャコ：「チャコも、“スリム・チャコ” を目指すでチャコ☆」

O：　　「（無視して・・・）　なれてきたら吸う時間と吐く時間を徐々に伸ばし、15秒かけて吸い30秒かけて吐ききれるようになるまで、がんばりましょう。お腹だけでなくお尻にも力を入れて行うと、骨盤のゆがみ改善にも効果的です！」

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小栗：O　　チャコーシェルくん：チャコ

生きている間は必ず呼吸をしている！

O：　　「まずは腹式呼吸についてご紹介します。腹式呼吸くらいは知っているし、出来るよ、と思われるかもしれませんが、意外と出来ていない方が多いのです。」

チャコ：「貝なだけに、腹式呼吸は出来ないでチャコ！？」

O：　　「チャコーシェルくんは特別です（笑）　われわれ人間は、まず、あお向けになり、自分のお腹の動きが分かるようにお腹に手をあててリラックスしましょう。軽く鼻から息を吸った後、10秒かけて息を吐きます。体中の空気を全部出しきりましょう。」

チャコ：「チャコもやってみるでチャコ！　出来たでチャコ！！」

O：　　「次に、新鮮な空気を体に取り込む気持ちで、鼻から息を5秒かけて吸いながらお腹をふくらませます。お腹の中の風船がふくらんでいくイメージでやってみましょう。

下腹部のお臍と恥骨の間（丹田）へ空気を満たしていくようイメージして下さい。普段、インナーマッスルを使っていないと、丹田を “動かす” ことが思ったより難しいかもしれません。

吸った状態で5秒キープしたら、お腹をへこませながら15秒かけて鼻から息を吐ききってください。

風船がしぼんでいくイメージで体の中の空気をすべて吐き出します。空気を全て吐き出すと、丹田がぺっちゃんこになります。

ポイントは、息を吐き出すときにお腹やお尻に力を入れること。

なれたら立ち姿勢で行ったり、キープする時間や吐き出す時間を少しずつ伸ばしたりしてください。」

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小栗：O　　チャコーシェルくん：チャコ

生きている間は必ず呼吸をしている！

チャコ：「呼吸と聞くとドライアイと何が関係あるのかと、意外に思うでチャコ。」

O：　　「しかし、生きていくうえで呼吸は欠かせません。10分息を止めることは不可能です。生まれてから死ぬまで、寝いている間も呼吸をつづけていることは誰もが知っていることです。」

チャコ：「確かに！　息を止めたら１０分で死ぬでチャコ（笑）」

O：　　「生きていくうえで欠かせない “呼吸”！　この呼吸の質が健康に影響を与えることは当然だと言えるでしょう。」

チャコ：「何も考えずに呼吸していては良くないのでチャコか？」

O：　　「ここでは具体的な呼吸の方法をご紹介したいと思います。　と言っても内容は簡単で、”深呼吸” についてです。深い呼吸が酸素の取り込み、二酸化炭素の体外への排出のためにとても大事なのです。」

チャコ：「深い呼吸と言っても意外と難しいでチャコ・・・。」

O：　　「そうなのです。全身スキャナー・アムサットを行うと多くの方では肺が十分に機能していない、呼吸が浅いことが一見して見受けられます。」

アムサット画像、肺の下の部分が青く描き出されています。青色は機能低下を意味しており、十分に肺の下方が機能していない状態です。

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小栗：O　　チャコーシェルくん：チャコ

O：　　　「食に関しては、先に述べたように“食べたいものをガマンできない”と多くの方は言われます。一気に食事制限をすると無理がたたって長続きしません。」

チャコ：　「でも、水を変えることには多くの方は抵抗は少ないでチャコ！　不純物の混ざっていない蒸留水に変えるでチャコ！」

O：　　　「水を変えることは、食事制限と異なりガマンをする必要がないからスムーズです。私は蒸留水をお勧めしていますが、むしろ、蒸留水を使って調理をすると食事がおいしくなるなど、積極的に蒸留水を使うことで満足感に繋がりやすいようです。」

チャコ：　「小栗ドクターの既著

“近視を治して「生涯視力1.0」を実現する ３０の生活習慣（幻冬舎）

にも蒸留水について書かれているでチャコ！　もちろん炭についても！　以下、蒸留水についてまとめるでチャコ。」

水については一般の方が簡単に手に入れられて、子供さんに安心して与えられることが重要です。蒸留水は自分でも簡単に作れます。簡単ですが、身体を全く汚さないという理想的な水です。

蒸留水器と浄水器は全く別物です。

不純物を取り除く蒸留水器の仕組みをご理解ください。

蒸留水器の構造

蒸留水器は水を沸騰させ、その湯気となった気体を冷却し水に戻すという仕組みです。
蒸気となった時に完全な水になりますので、不純物を含まない純水(蒸留水)を作ることができます。

蒸留水器は蒸留水を作るための高額な消耗品購入の必要はありません。
水槽内部の掃除のためのクエン酸による洗浄剤を任意のタイミングで使用する程度となります。

蒸留水器について詳しくは

BR-Japan社　　http://www.rakuten.co.jp/megahome1/

をご参照ください。

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小栗：O　　チャコーシェルくん：チャコ

ナチュラルハイジーンの食事法

O：　　　「ナチュラルハイジーンで特徴的なのが、その食事法です。
これまで日本に生きてきた私たちは、

• 一日三食しっかりとる
• 蛋白質、炭水化物、脂質の三大栄養素をとる
• いろいろなの種類の食品をバランス良くとる

ということを聞かされてきたと思います。」

チャコ：　「自然界の動物はそんな食べ方はしないでチャコ！」

O：　　　　「そうです。人間だけが自然に反した食べ方をしていますね。

ナチュラルハイジーンでは、

• 午前中は果物のみを食べ
• 生野菜を中心の食事にする
• 動物性蛋白質は控える
• 精製加工食品は食べるべきではない

とされています。今までの食生活の “常識” を覆す方法です。」

チャコ：　「是非、お試し頂くことをお勧めするでチャコ！」

O：　　　　「実際、私も朝食を軽くすることで、カラダも軽くなりました！　実は私は昼もご紹介した自家製豆乳ヨーグルトと果物・野菜を軽く食べるくらいです。しっかり肉や炭水化物を食べてしまうと午後眠くなり仕事にならない！？のです。」

チャコ：　「ナチュラルハイジーンの食事法のコツは、一日24時間を8時間ずつ３つに分けた次のサイクルにしたがって定められています！

• 午前4時～　正午　　排泄（解毒）の時間
• 正午　～ 午後8時　　摂取と消化の時間
• 午後8時～午前4時　吸収と利用の時間

午前中は、排泄の時間でチャコ！」

O:　　　「ナチュラルハイジーンでは、午前中に朝食として果物を食べます。　量は、好きなだけ食べます。　生の果物は、消化に負担がかからないだけでなく、食物酵素が消化を助けると言われています。

果物の食べ方は、

• 常温で、一度に1～2種類を食べる
• 果物のみを食べる（レタス、きゅうり、白菜、セロリとは一緒に食べてもよい）

とされています。」

チャコ：　「アトピーはもちろん、特に便秘でお悩みの方、是非お試し下さい。比較的簡単に便秘知らずになることができるでチャコ！」

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小栗：O　　チャコーシェルくん：チャコ

ナチュラルハイジーン

O：　　　「アトピーはもちろん、成長期の近視、花粉症、ドライアイ、緑内障、糖尿病など、ほぼ全ての病気に『ナチュラル•ハイジーン』を私はお勧めしています！」

チャコ：　「小栗ドクターのおススメ、ナチュラルハイジーン生活でチャコな！　アメリカの医師たちによって生まれた健康理論でチャコ。
1987年にアメリカで出版された書籍『FIT FOR LIFE』によって、広く知られることとなりましたね。
日本語訳「フィット・フォー・ライフ」は2006年に出版されているでチャコ！」

O：　　　　「ナチュラルハイジーン（Natural Hygiene）は「自然健康法」といったところでしょうか。その内容は人間の体に、健康のために必要な条件を与え傷つけるものを与えないことによって体内外の衛生を保つというものです。」

チャコ：　「その“必要な条件”を以下にまとめます！」

1. 新鮮な空気と水
2. 体の生理機能構造上ふさわしい食事
3. 十分な睡眠や休養
4. 適度な運動
5. 日光
6. ストレスマネージメント

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小栗：O　　チャコーシェルくん：チャコ

カレーライス

チヤコ：　「子供の人気メニューに必ず出てくるのが“カレーライス”！」

O：　　　　「たまには良いこともお伝えします！　あの黄色いカレー粉には優秀な抗酸化物質クルクミンが多く含まれています。一般的には健康に非常にいいのです。ウコンという植物も良く聞かれるようになりましたね。」

チヤコ：　「ウコン、いろいろな商品も出ているでチャコ！　万病に利きそうな感じがします。」

O：　　　　「このウコンの主成分がクルクミンなのです。」

チヤコ：　「ではカレーを沢山食べるでチャコ！　で、白米は少なめに！？」

O：　　　　「注意が必要なのは、インスタントのカレールーです。インスタントカレーにはリノール酸系統の油が使われているからです。」

チヤコ：　「ということは、カレー粉だけを買ってきて、シーフードで味付けし、油はオリーブ・オイルを使う。ビーフ、ポーク、チキンを使わず、キノコ、野菜、貝などをトッピングすれば、アトピー用のカレーが出来るでチャコ！」

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小栗：O　　チャコーシェルくん：チャコ

白砂糖

チヤコ：　「人によって精製された“白いもの”は良くないと聞いているでチャコ。」

O：　　　　「サトウキビから精製されてできた白砂糖は健康の大敵です！　白血球の働きを弱くし、またクロムやマグネシウムといったミネラル、そしてビタミン、特にビタミンＢ群を過剰に消費してしまいます。」

チヤコ：　「砂糖の代わりはどうしたら良いでチャコ？」

O：　　　　「ハチミツやメープルシロップ、あるいは黒糖など、できるだけ天然に近いものを代わりに使ってはどうでしょう。」

チヤコ：　「白砂糖だけにこだわらないということでチャコな！」

O：　　　　「ビタミンＢ群はアトピーには必須なのに、白砂糖は浪費してしまうのです。白砂糖の腸からの吸収はきわめて早く、過剰のインスリンを分泌させるという問題もあります。そして、インスリンは5Δデサチュラーゼという酵素を活性化し、アラキドン酸を増やし、ひいては悪性エイコサノイドの産生を増やしていまします。」

チヤコ：　「甘いものはできるだけひかえるでチャコ・・・。」

O：　　　　「先ほど白砂糖の代わりにと言ったハチミツですが、蜂蜜も基本的は糖ですから食べ過ぎには注意が必要です。ハチミツはさまざまなアミノ酸が含まれていますから、栄養を補うという見地から摂るべきで、他のメープルシロップにしても大量に食べても大丈夫と言うことではありません。」

チヤコ：　「甘いものをガマンしていて、どうしても少し欲しくなった時に砂糖の代わりの味付け、といった感覚でチャコな。やはり甘いものに頼り過ぎない習慣をつけるでチャコ！」

O：　　　　「糖質の摂り過ぎは、“糖化”、皮膚の“コゲ”の問題にもつながります。シミや色素沈着ですね。ある方では、“砂糖断ちをして2週間ほどですが首のあざがみるみる薄くなり、全身の痒みも減りました”という体験をされた方もいるので、参考になさって下さい。綺麗な肌には白砂糖は大敵なのです。多くの女性が甘いものが好き、肌はきれいになりたい、という真逆の悩みを持たれていることでしょう（笑）」

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小栗：O　　チャコーシェルくん：チャコ

ではタンパク質はどうしたら良い？

チヤコ：　「あれもこれもアトピーに良くないとなると、何からタンパク質を摂ればいいの、と患者さんから悲鳴が聞こえてくるでチャコ！」

O：　　　　「答えは簡単です。心配いりません！」

チヤコ：　「？？？」

O：　　　　「動物性タンパク質を摂らない我々人間の仲間がいます。」

チヤコ：　「哺乳類の仲間でチャコか？」

O：　　　　「そうです！　サルやゴリラ、像、牛など、動物性タンパク質を摂らない哺乳類は多いですね。」

チヤコ：　「確かに！　サルは草食系だけど、素早い運動神経を持ってるでチャコ！　像も草しか食べていないのに、あの巨体でチャコ！」

O：　　　　「草食性、動物の肉を食べなくてもタンパク質は不足しません。ましてや、魚貝類、それに味噌、納豆という日本の発酵を通した伝統的大豆製品があれば十分です。昔の江戸時代の農民食でもタンパク質は不足しなかったのですから！」

チヤコ：　「白米にもタンパク質が含まれていると先ほど教えてもらったでチャコ！　１００グラム中に、タンパク質が６グラム以上含まれている！」

O:　　　　「日本人は米からもタンパク質を補っているのです。 十分すぎるくらいです。心配する必要はまったくありません。それよりも、むしろタンパク質の過剰摂取をしないように注意が必要です。」

チヤコ：　「タンパク質の摂りすぎ注意の繰り返しでチャコ！」

O：　　　　「参考までに、動物性タンパク質だからと納豆の食べ過ぎも良くないのです。週に２、３回くらいにして下さい。 理由は確定されていませんが、「ネバネバ」が強い食べ物は、例えば、オクラなども、頻繁に食べると、アトピーの悪化に繋がるようです。」

チヤコ：　「草食系になるでチャコ！」

O：　　　　「でも世の中、肉食にあふれていて、自分だけ我慢しているのはストレスになることもあるでしょう。一つの解決策は運動です。」

チヤコ：　「運動でチャコか！」

O：　　　　「運動はカラダの毒出しに有効です。代謝を良くすることで悪いものを排出する方向へ働きます。非常に運動量が多く、汗を頻繁にだす人は、症状がよくなるにつれて、週に一、二度は肉食（できれば鶏肉）や卵は大丈夫でしょう。」

チヤコ：　「運動すれば肉食できるでチャコ！」

O：　　　　「そうです！　何も食べられないとなると、精神的ストレスになり、かえってアトピーに取ってよくないですから！　食べたければ動きましょう！！」

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小栗：O　　チャコーシェルくん：チャコ

卵、たまご、タマゴ

チャコ：　「再びタマゴの問題でチャコ！」

O：　　　　「すでにタマゴについてはお伝えしましたね。ポイントは、現代はあまりにタンパク質過剰で、特に運動不足の人は、卵もひかえたほうが安全で、アトピーの治りが早いのです。」

チャコ：　「チャコの友達は和食派なのにアトピーで悩んでいるでチャコ。」
O：　　　　「和食中心であるのに、なぜか治りがよくない患者さん・・・。良くあるのはご飯に生卵をかけて食べるのが大好きという人！　いかがですか？　実は私も好きで、子供の時は良く食べていました。健康食と思っていましたので！？」

チャコ：　「温泉旅館の朝食には欠かせない、タマゴかけご飯でチャコな！」

O：　　　　「食べるのであれば、アトピーの程度にもよりますが週一回程度にした方が良いと思います。そうでないと、せっかくの和食も台無しです。」
チャコ：　「卵の黄身にはアラキドン酸が、卵白にはアヴィディンというタンパク質が多く含まれているでチャコ。」

O：　　　「そうですね。アラキドン酸から悪性のエイコサノイドが代謝されることはすでにお伝えしましたね。 アヴィディンはアトピー治療に大切なビオチンというビタミンの吸収を阻害してしまうのです。」

チャコ：　「また子供や多くの方が好きなマヨネーズは？」

O：　　「卵とリノール酸系統の油の混合物であるマヨネーズは・・・、もう言うまでもありませんね。卵はケーキなどにも見えない形で入っていますから、アトピーの重症の人は注意してください。できるだけケーキ類は控えた方が無難でしょう。」

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全国で約４６０万人と推定されている緑内障。そのうち９０％は緑内障であることに気付いていません。2017.10/22に岐阜で開催される目の健康講座、お時間がある方は是非、ご参加下さし！！

小栗：O　　チャコーシェルくん：チャコ

小麦にも注意・・・

O：　　　「食事制限が辛くなる理由ですね。食べるものがない！と。しかし、食べるものがないのではなく、昔の伝統的な粗食の日本食を忘れて食べつけてこなかったことが問題なのですが・・・。」

チヤコ：　「でも世の中変えられてしまっているからしょうがないでチャコ。」

O：　　　「では現代に即して考えていきましょう。アトピー症状がひどい人ほど、当然、グルテンが多い強力粉からできたパン、ピザ、スパゲッティー、マカロニ、ラーメンなどは避けるべきです。 その代わりに、ウドンやソーメンにしてください。」

チヤコ：　「それなら出来るかも！」
O：　　　「この食事制限も症状が改善するにしたがって、当然、緩和されます。ですから、しばらくの我慢です。 目標を持っておくと結構ストレスとならないものです。もっとも、ラーメンは麺の上に余分な油がコーティングされていることが多いので、症状がすっかりよくなっても、食べないほうが賢明です。」

チヤコ：　「全国のラーメン屋さん、ごめんなさいでチャコ！？」
O：　　　「また、ソバは小麦粉を材料としていませんが、麺類の中でも最も多くタンパク質（アルブミンとグロブリン）を含んでいますので、これも避けたほうがいいでしょう。 それと、ソバアレルギーは腸管が十分に発達した成人でも残ることがありますから注意してください。」

チヤコ：　「麺類を好きな人が多いから、抵抗あるでチャコな～」
O：　　　「そうですね。代用方法として、例えば先に述べたＡカット米からつくったＡカットパンというものも市販されています。どうしてもパンに限るという人は、インターネットで購入できますので利用されると良いでしょう。

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小栗：O　　チャコーシェルくん：チャコ

小麦にも注意・・・

チヤコ：　「グルテンフリーが流行っているでチャコ！」

O：　　　　「そうですね。小麦に含まれるグルテンのことですね。小麦も５大アレルゲンに入るくらいですから注意が必要です。小麦粉を使った食物はたくさんあります。」

チヤコ：　「小麦粉も減らすとなると難しいでチャコ・・・。含有されているグルテンの量によって、薄力粉、中力粉、強力粉と三つに分類されているでチャコ。」

O：　　　　「その分類によって、細かい注意が必要です。グルテンは繊維状のタンパク質グルテニンと球状のタンパク質グリアジンがからみあって構成されています。 このグルテニンの方がアレルゲンとしては強力です。ところがグリアジンもアレルギーを起こすことがあります。
強力粉にはグルテンが重量比で１１．５～１３．５％含まれ、パン、ピザ、餃子の皮、マカロニ、ラーメンなどの原料になっています。 中力粉はグルテンが８．５～１０．５％含まれ、ウドン、ソウメン、ドーナッツなど、薄力粉はグルテンが７．０～８．５％含まれ、ケーキ、菓子、てんぷらの衣などに使われています。」

チヤコ：　「これらがダメとなると、食べるものが無くなるでチャコ！！」

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小栗：O　　チャコーシェルくん：チャコ

モチ米、ヒエ（稗）、アワ（粟）、キビ（黍）・・・

O：　　　　「はい。モチ米、ヒエ（稗）、アワ（粟）、キビ（黍）ともなると、もっとタンパク質を含んでいますので、さらに良くない場合があります。」

チヤコ：　「でも小栗ドクターは白米よりもヒエ、アワ、キビを勧めていますよね？」

O：　　　　「ミネラル的なことを考えると、アレルギーの軽い方が食べるなら白米よりも推奨します。しかし、重症なアトピーとなると話は別で、タンパク質を出来るだけ減らすべきだと思います。また、モチ米からつくるオカキ類もひかえたほうが賢明です。」

チヤコ：　「フムフムでチャコ！」

O：　　　　「アトピーでなくても米類を食べた後に身体にかゆみが出る方は、これらの点に注意をはらった食事をしてください。必ず快方に向かいます。症状が軽快すれば、やがて普通の精白米も食べても、悪化しない時が来ます。最初は辛い食事制限と思われるかと思いますが、少しでもかゆみの軽減実感が得られると、“ストレス”が“希望”に変わります！　前向きにがんばってほしいと思います！」

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