2018年04月25日
進化を続ける多焦点眼内レンズ~シンフォニー
遠くも近くも裸眼で良く見える、老眼から解放される、といった視機能回復メリットの大きい多焦点眼内レンズです。
例え自費診療となっても、多くの方がこのレンズを選択されることは当然とも言えます。
しかし、「単焦点眼内レンズに“比較“して、多焦点レンズが劣っている部分 」も存在します。
一番問題視されるのは単焦点眼内レンズに比べて、多焦点眼内レンズでは「ハロ・グレア」現象 が生じやすい点です。
この問題が改善されると、ほぼ全ての面で単焦点レンズより多焦点レンズの方が優れることになります。
そのための改良を多くのメーカーがチャレンジしているのです。
その結果、「ハロ・グレア」問題をほぼ解消する多焦点レンズが登場しました!
それがこれまで繰り返しコラムにアップした「EDOFレンズ」です。
■EDOF(イードフ) 多焦点レンズ
EDOF(Expanded Depth of Field)眼内レンズとは、焦点を結ぶ距離が広いレンズです。そのため「多焦点」というより「連続焦点」とも言えるレンズです。
「焦点深度拡張型眼内レンズ」と呼ばれることもあります。
今までの多焦点眼内レンズの多くは、先に述べたように回折現象を利用して遠くと近くに焦点を分配し、遠近両用とするものでした。
そのためお伝えしたような、夜間に光の周りにリングが見えたり、まぶしく見えたりするハロー、グレアという現象が生じることが多かったのです。EDOF(イードフ)レンズは、独自の理論に基づき焦点の領域を広げる構造になっています。
回析型レンズと比較して、ハロー、グレアが大きく軽減され、夜間もより自然な見え方に近づきました。単焦点眼内レンズでもハロー、グレアは実際は生じているのですが、EDOFレンズは単焦点レンズ並みのハロー、グレアしか生じないと言われています。
当院で現在取り扱っているEDOFレンズはSymfony(シンフォニー)※とMiniwell(ミニウェル)の2種類です。
今回は、日本で先進医療の適応となっているシンフォニーについてお伝えします。
※シンフォニー(光学部後面がエシェレット回折構造)
今までの多焦点眼内レンズとシンフォニーの違い
何より、遠方から近方にかけて、視力の落ち込みが少なく、特にこれまでの多焦点眼内レンズが苦手としていた遠方から中間の距離(70cm~50cmくらい)まで生理的な状態に近い見え方が得られることです。
しかし、回析型レンズに比べて30cm程度の近方が弱い場合があります。個人差がありますが、読書など手元を見る時は、眼鏡をかけてもよい人におすすめします。
<視力の推移比較>
(ジョンソン&ジョンソン社提供)
夜の見え方に高い満足度!
ハローやグレアが単焦点眼内レンズと同じレベルと報告されています。他の多焦点レンズに比べて軽減されており、夜間の見え方において強い不満を訴えた患者さんは3%未満という統計報告があります。これは単焦点眼内レンズ並みであり、EDOFレンズを選ばれたほとんどの方が昼間だけでなく夜間視力にも満足されています。
ハロー、グレアについて
光のまわりにぼやけた光のリングが見える症状をハロー、夜間に光が非常に眩しく感じる症状をグレアと呼びます。
■シミュレーションによる比較画像(写真はジョンソン・エンド・ジョンソン社提供)
他の多焦点レンズ
EDOFレンズ
多焦点眼内レンズはレンズの構造上、単焦点眼内レンズに比べて見え方の質が落ちたり、ハロー、グレアといった光のにじみもより強く出たりすることがあります。
単焦点レンズでも全くこうした現象が出ないわけではありません。しかし、従来の多焦点眼内レンズよりも単焦点眼内レンズのほうがこうした症状が出にくいことは良く知られています。多焦点レンズの中では、EDOFレンズはハロー、グレアに関して単焦点眼内レンズとほぼ同等の見え方と言われています。
どんな人に向いているの?
夜の運転が比較的多い(ハロー、グレアを気にしている)
パソコンや料理など70~50cmくらいの距離を大切にしている
長時間の読書などは眼鏡をかけても良い
角膜に乱視がある(軽度~中等度)
※シンフォニーは乱視矯正タイプも選択いただけます
■シンフォニーのまとめ
先進医療対象(国内承認レンズ)
乱視矯正も可能
日本では着色しか選べない
回析型レンズより近見視力が弱いため、老眼鏡を必要に応じて使用しても構わない方向け
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テクニス・マルチフォーカルレンズ
先進医療対応レンズ
遠方・近方ともにはっきりシャープな見え方
回析型レンズです。
暗所・明所といった照明条件に関係なく、より鮮明な遠方視力・近方視力が得られるという特徴があります。
瞳孔の大きさに影響されずに遠くも近くも見やすいレンズ設計です。
回析型の中では術後のハロー・グレアが比較的少ないと言われています。
遠方・近方、あるいは遠方・中間距離と、患者さんの希望に合わせて近くの見やすい距離を選択可能です。
基本的に2焦点レンズですので、一種類だけで3焦点レンズのような見え方には至りません。
しかし近方の見やすい距離によって3種類の設定があり、両眼で左右の近くを見る距離をミックスする(例えば、片眼は50cm位を見やすく、もう一方の眼は30cm位を見やすくする)ことでほぼすべての距離に対して両眼でカバーできるような組み合わせも可能です。
しかし、回析型であるため、一定のハロー、グレアは発生するため、夜間の運転や、暗いところでの作業が多い方には適さない場合があります。
テクニス・シンフォニー
先進医療対応レンズ
白内障の手術として先進医療の認可を受けたEDOF系レンズ
テクニス・シンフォニーは、単焦点レンズと多焦点レンズのメリットを融合させた新しいタイプの多焦点レンズです。
独自のテクノロジーによって、鮮明な見え方を重視したレンズ設計になっており、低照度下でも優れた視機能を実現し、ハロー・グレア・スターバーストなどの発生を大幅に低減します。
EDOF系レンズで、焦点深度を拡張することで遠方から近方まで中間距離の視力の落ち込みが無い自然な見え方を提供しています。
このレンズは、先進医療の認定を受けていますので、民間の医療保険で「先進医療特約」にご加入の方は、手術費用が全額給付される場合もあり、経済的な負担を大幅に軽減することができます。
当院は、名古屋院、長浜院ともに厚生労働省による先進医療認定施設に指定されていますので、先進医療に対応した白内障手術が適応されます。
レンティス・エムプラス・マルチフォーカル
明るく、かつ鮮明な見え方のレンズ
このレンズは、今までの多焦点レンズとは異なる設計の屈折型の多焦点レンズです。
レンズに遠方に対応した部分と近方に対応した部分があり、遠くも近くも良好な視界を得ることが可能です。遠近両用メガネをイメージして頂くと理解しやすいかと思います。
乱視の矯正精度は高く評価されています。
通常の多焦点レンズと比較して50倍の精度を実現、屈折度数は0.01D刻みで矯正が可能な完全オーダーメイドのレンズです。
光学的損失(近方にも遠方にも焦点を結ばない光の量がわずか5%)が少なく、瞳孔に入る光の95%が、遠方、近方のどちらかに焦点があうため、今までの多焦点眼内レンズより明るく感じ、かつ鮮明な像が見えます。
術後もハロー・グレア現象が少なく、コントラスト感度を低下させないのも、このレンズの特徴です。
しかし人間の生理的に加齢とともに瞳孔が小さくなることが多く、その場合に手元の視力低下が生じる場合があります。
レンティス・エムプラスX・マルチフォーカル
質の高い見え方が特徴です
このレンズは、前作のエムプラスが更にバージョンアップされた新しいレンズです。
2013年に発売が開始されたエムプラスXは、前作同様に上下に遠近の度が区分けされている設計になっています。
この改良型では、遠方部分と近方部分の段差を目立たなくすることで、より自然な見え方を追及しました。
目線や顔を意識して動かすことなく、より自然に遠方・近方を見ることができ、見え方の質が高いことが特徴です。
夜間視力においても改善が施されており、前作のエムプラスよりも夜間の光のにじみやまぶしさも更に少なく、夜に車の運転をされる方には適しています。
しかし、瞳孔の小さい方には、近方視力が出にくいレンズの設計構造的になっているため、将来的な瞳の大きさの縮小も配慮して適応を検討する必要があります。
レストア・マルチフォーカルレンズ
先進医療対応レンズ
白内障の手術として日本で最初に先進医療の認可を受けたレンズ
回析型レンズです。多焦点眼内レンズの中で、日本で最初に先進医療の認定を受けました。
レンズの中央部分と周辺部分が異なった構造になっており、遠・近の距離をうまく見せるような仕組みになっています。乱視の強い方には、乱視矯正に対応したトーリックレンズもありますので、白内障治療だけではなく、近視・乱視・老眼の改善にも対応しています。素材がアクリルだけでできており、小さい切開創(約2.4mm)からレンズを挿入できるという特徴があります。
ファインビジョン・トリフォーカルレンズ
30代後半から40代前半の視力へ回復
このレンズは、遠方・近方だけではなく、中間距離にも焦点が合う3焦点レンズ(トリフォーカルレンズ)です。プレミアムレンズとも呼ばれます。
ほぼすべての距離に焦点が合うトリフォーカルレンズの登場は、老眼治療の新たな可能性を生み出しました。
手術後のメガネの使用頻度がより減少し、近方・中間・遠方全てが見える30代後半から40代前半の視力を手に入れることができます。
ミニウェル・レディ
このレンズは、ウェーブフロントテクノロジーを採用した新しい構造の白内障レンズです。単焦点レンズに収差を加えたEDOF技術によって、近方と遠方のフォーカスに焦点を合わせます。従来の屈折型や回析型のレンズとは異なる新しいレンズ構造になっており、負の収差と正の収差を組み合わせることで、複数の焦点を生み出しています。このレンズは、手術後にハロー、グレアが発生しないため、夜間視力に優れた特徴があり、夜間に車を運転されるドライバーの方には非常に適したレンズであると言えます。逆に、3焦点レンズと比較すると近方の見え方がやや弱く、中間距離から遠方を重視したレンズになります。
現在、日本では乱視対応レンズが未販売で、乱視の強い方には適していません。
しかし、その場合でも当院では白内障術後のレーシック(タッチアップ・レーシック)で角膜の乱視矯正をすることで、最高水準の裸眼視力を達成することが可能です。
当院でミニウエル・レディを選択された方には、術後、必要に応じて無料でタッチアップ・レーシックを行っております。
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2018年04月10日
遠近両用眼内レンズ 先進医療の活用を!
遠近両用(多焦点)眼内レンズは、従来の単焦点レンズに対して、近くも遠くも焦点が合うように設計されています。白内障治療に加えて老眼改善も目的としているレンズです。
多焦点レンズの最大の特徴は、遠くも近くも裸眼で快適に過ごせるようになること です。単焦点レンズに比較して、手術後のメガネの使用頻度が大きく減り、快適な毎日を過ごせるようになります。しかし、全くメガネが不要と言うわけではなく、選択された眼内レンズの得意な距離以外、あるいは手元の細かな作業時など、メガネを使用する方が良い 場合もあります。イメージとしては、40歳半ばの老眼の始まり世代に戻るような感覚です。
遠近両用眼内レンズを選択した場合は、自費診療となります。そのため単焦点レンズに比較して費用面の負担は大きくなります。世の中の常で、質の高いものは値段が高くなるという法則が当てはまります(笑)。軽自動車とベンツでは、ベンツが高くて当然、と誰もが納得されるでしょう。それと同様、手術後の快適さの面では、遠近両用レンズには圧倒的なメリットがあります。
シニア世代が現役として活躍することの多い時代です。100歳を超える方も年々増加しています。
裸眼視力の向上は長寿社会において長い期間、快適な生活を送るうえで最も大事なポイント の一つです。50歳くらいで遠近両用眼内レンズによる手術を受ける方が増えています。その後の50年あるいはそれ以上の人生を考えると、単焦点レンズをわざわざ選ぶことは「安さ」を優先する選択に他なりません。人生の後半を、「質の高い視力」で過ごしたいと考えることは当然です。
しかし、最近では遠近だけではなく、中間距離にもピントが合う全く新しい多焦点レンズ(トリフォーカルレンズ)が開発されるなど、「多焦点レンズ」も急速に進化が進んでいます。
当院でも、数種類の多焦点レンズを取り揃えており、患者さんの選択の幅を広げています。
しかし、車で例えると、レクサス、ベンツ、BMW どれも良い車だけれど、どれを選んだらよいの、とお悩みになる方もおられるでしょう。特に眼内レンズの場合は、入れ替えも可能とはいえ、車などと異なり満足できなかったから別のものを買いなおすということが簡単ではありません。
余りに選択肢があり過ぎても患者さんが迷われてしまいますので、当院ではそれぞれの遠近の対応方法技術の代表レンズを用意して、患者さんに選択 してもらいやすくしております。
また、先進医療の制度の活用 もおすすめしています。これも先の車の例に例えるなら、レクサス、ベンツ、BMW、どれも良いのですが、仮に「レクサスであれば、保険金がもらえて、実質無料で購入できます。」と言われたら、皆さんはどのような選択をされますか?
多少のブランド力の違いはあっても、多くの日本人は「無料となるならレクサスで大満足!」という方がほとんどでしょう。
日本の「先進医療」制度は、「実質無料」とすることが出来る大変ありがたい制度 です。
眼内レンズの性能的な違いは多少あるとしても、先進医療に加入されている方はまずは「先進医療対応レンズ」を検討されることをお勧めします。殆どの場合、これらのレンズで大きなご不満は起こりません。
しかし、これまでに私が約1,000眼の遠近両用眼内レンズを行った患者さんで2件満足に至らず、単焦点眼内レンズへ入れ替えた患者さんがいる のも事実です。
どのような「最善」と考えられる治療手段でも、100%の「成功」にはならないのです。
たとえわずかの可能性であっても、できるだけ0%に近づけたいと医療サイドでは考えています。
以下の、様々な遠近両用眼内レンズの特徴については是非参考にしていただき、また、実際の手術を決心された際には施設の医師、スタッフと良くご相談になって眼内レンズの選択をなさってください。
繰り返しますが、全ての患者さんが100%満足する治療手段の選択は、白内障に限らずあり得ません。しかし、情報を得て、ご自身のご希望に出来るだけ沿うものを選択することで100%に可能な限り満足度を近づけることは可能 だと思います。
分からないことがあれば、遠慮なく治療を受ける施設でご相談されることをお勧め致します。
単焦点眼内レンズでの見え方のイメージ
遠近両用(多焦点)眼内レンズでの見え方のイメージ
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2018年04月07日
焦点深度拡張型 “多焦点” 眼内レンズ(EDOFレンズ)
■EDOF(イードフ) 多焦点レンズ
EDOF(Expanded Depth of Field)眼内レンズとは、前回お伝えしたように焦点を結ぶ距離が広いレンズで、「多焦点」というより「連続焦点 」とも言えるレンズです。
「焦点深度拡張型眼内レンズ」と呼ばれることもあります。
今回はその特徴について解説を加えます。
今までの多焦点眼内レンズとの違い
何より、遠方から近方にかけて、視力の落ち込みが少なく、特にこれまでの多焦点眼内レンズが苦手としていた遠方から中間の距離(70cm~50cmくらい)まで生理的な状態に近い見え方が得られることです。
しかし、回析型レンズに比べて30cm程度の近方が弱い場合があります。個人差がありますが、読書など手元を見る時は、眼鏡をかけてもよい人におすすめします。
<視力の距離による比較>
夜の見え方に高い満足度!
グレアやハローが単焦点眼内レンズと同じレベルと報告されています。他の多焦点レンズに比べて軽減されており、夜間の見え方において強い不満を訴えた患者さんは3%未満という統計報告があります。これは単焦点眼内レンズ並みであり、EDOFレンズを選ばれたほとんどの方が昼間だけでなく夜間視力にも満足されています。
ハロー、グレアについて
光のまわりにぼやけた光のリングが見える症状をハロー、夜間に光が非常に眩しく感じる症状をグレアと呼びます。
■シミュレーションによる比較画像
多焦点眼内レンズはレンズの構造上、単焦点眼内レンズに比べて見え方の質が落ちたり、グレア・ハローといった光のにじみもより強く出たりすることがありますが、EDOFレンズ(特にミニウェル)は単焦点眼内レンズとほぼ同様の見え方と言われています。
どんな人に向いているの?
夜の運転が比較的多い(グレア・ハローを気にしている)
パソコンや料理など70~50cmくらいの距離を大切にしている
長時間の読書などは眼鏡をかけても良い
角膜に乱視がある(軽度~中等度)
※ミニウェルの乱視矯正タイプは、2018年に日本で使用可能になる予定。
シンフォニーとミニウェルの違い
■シンフォニー
先進医療対象 (国内承認レンズ)
乱視矯正 も可能
日本では着色しか選べない
アメリカ製
■ミニウェル
シンフォニーよりハロー・グレアーが少ない
度数の制作範囲が広い(多くの患者さんに対応可能)
イタリア製
※ミニウェルの乱視矯正タイプは、2018年に日本で使用可能になる予定。
従来の多焦点眼内レンズは遠方と近方というように、限られた範囲にしかピントが合いませんでしたが、ミニウェルは、EDOFレンズの中でも遠方と近方まで幅広い範囲が見えるようになります。実際に手術を受けた患者さんでも、読書の30cm距離までほぼメガネが無くても裸眼で良く見えると言われます。また、夜間のライトが眩しくなく、視界がクリアです。他の多焦点眼内レンズの場合、特に回析型では散乱光が発生しやすく、夜間運転中など見えにくい原因となる場合があります。
Wavefrontテクノロジーを採用
ミニウェル(MINIWELL)が向いてる方
遠方視力と中間距離視力により強みがあるため、スポーツをされるような方など、遠方重視の方や料理やデスクトップのパソコンをご覧になる方など、中間距離重視の方に向いています。近方に関しても、EDOFレンズに分類されるシンフォニーより良く見えると言われています。多くの方では老眼鏡が無くても読書などストレスなく裸眼で読むことが出来ます。
しかし、患者さんによっては老眼鏡を使用する場合もあります。すべての多焦点眼内レンズに言えることですが、必ずしも100%メガネ不用を保証するものではありません。あるいはメガネを変えた方が見やすい場合は、メガネの活用はお考えください。単焦点眼内レンズに比較して、遠くも近くもメガネの必要性を大幅に減らすことが出来るレンズととらえていただますと幸いです。
ミニウェル残念ながら先進医療の対象とはならず、完全自費診療での選択となる眼内レンズです。しかし、現時点では遠方から近方まで最高の視力の「質」が期待できるレンズです。自費で白内障手術をお受けになる方には、100歳あるいはそれ以上の年齢に至るまでの視力の質を考えると、当院では第一にミニウェルを推奨 しております。
様々な眼内レンズで見やすい距離
種類
遠方視力
中間視力
近方視力
MINIWELL
◎
◎
○
3 焦点
○
○
◎
2 焦点(回折型)
○
△
◎
単焦点
◎
×
×
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2018年04月05日
最新のEDOFレンズ、あなたの視力はあなたが選ぶ!
(『白内障手術 あなたの視力は自分で選べます! 』 からの続きです)
多焦点レンズは、白内障治療はもちろん、老眼治療にも対応!
多焦点レンズは、近方・遠方の複数の距離にピントが合うレンズで、手術後のメガネの使用頻度を大幅に減少させることができます。
最近では、近方、遠方に加えて、中間距離にも焦点が合うトリフォーカルレンズ (プレミアムレンズ) が新たに開発され、より快適な視界を選択することができるようになりました。
当院でも、見え方の質が高い回析型のレンズを数種類導入しています。患者さんの眼の状態と、生活スタイルとご希望に適したレンズをご提案させていただいております。
■屈折型レンズ
屈折型レンズは、中心から遠方用、近方用、遠方用、近方用と異なる屈折力の部分が、
同心円状に交互に並んでいる構造です。レンズの直径は約6mmで、中心2.1mmは遠方用になっていますそのため、瞳孔が広がる暗い所では、それほど影響がありませんが、瞳孔が収縮する明るい所では、近方視力に影響します。照明条件による瞳孔径に依存する部分があるレンズ構造ですので、現在は屈折型のレンズの使用は少なくなっております。しかし、遠方視力の良さは多焦点眼内レンズの中では最善と言われています。
遠近両用レンズを希望される方で、特に遠方視力を重視される方にはお勧めできる屈折型レンズですが、現在では回析型レンズ、そして後で述べる最新のEDOFタイプが主流となってきました。
■屈折型 多焦点レンズ まとめ
・近方と遠方の見える領域が分かれている。
・照明条件による瞳孔経の変化が、見え方に影響する。
・瞳孔が小さい方には、不向きなレンズである。
■回析型 多焦点レンズ
回析型レンズは、同心円上に階段状の段差を持つ構造です。
目に入ってきた光をレンズについた溝による回折現象を利用して遠方に焦点が合う光と近方に焦点の合う光に 振り分けることで、遠方・近方の 2 カ所に焦点合わせます。
遠方・近方に加えて、中間距離にも振り分けたものがプレミアムレンズである「トリフォーカルレンズ」です。
回析型レンズは、瞳孔の 大きさに左右されないため、照明条件に影響を受けにくく、瞳孔径が小さい年配者に も安心して使用できるレンズです。また、コントラスト感度を下げないため、見え方の質を落としにくいメリットもあり、現在はこの回析型のレンズが主流となっています。
■回折型 多焦点レンズ まとめ
・回折の原理で光の焦点を近方と遠方に振り分ける。
・どの瞳孔径でも、近方と遠方に同等の光エネルギーを配分できる。
・照明条件による、見え方への影響が少ない。
・単焦点レンズに比較して、夜間のハロー、グレアと呼ばれる明るい光が散乱して見える現象が生じやすい。
ハロー、グレアが少ない
ハロー、グレアが大きい
■EDOF(イードフ) 多焦点レンズ
EDOF(Expanded Depth of Field)眼内レンズとは、焦点を結ぶ距離が広いレンズです。そのため「多焦点」というより「連続焦点」とも言えるレンズです。「焦点深度拡張型眼内レンズ」と呼ばれることもあります。
今までの多焦点眼内レンズの多くは、先に述べたように回折現象を利用して遠くと近くに焦点を分配し、遠近両用とするものでした。
そのためお伝えしたような、夜間に光の周りにリングが見えたり、まぶしく見えたりするグレア・ハローという現象が生じることが多かったのです。EDOF(イードフ)レンズは、独自の理論に基づき焦点の領域を広げる構造になっています。
回析型レンズと比較して、ハロー、グレアが大きく軽減され、夜間もより自然な見え方に近づきました。単焦点眼内レンズでもハロー、グレアは実際には生じているのですが、EDOFレンズは単焦点レンズ並みのハロー、グレアしか生じないと言われています。
当院で現在取り扱っているEDOFタイプのレンズはSymfony(シンフォニー)とMiniwell(ミニウェル)の2種類です。
シンフォニー(光学部後面がエシェレット回折)
ミニウェル(EDOFの最も高性能タイプ)
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2018年03月15日
白内障予防 小栗が使用中のメガネ!
白内障予防効果! サングラスの有用性
当院隣接のメガネ&コンタクトのオピュールでは、上記のような「白内障予防効果が期待出来るサングラス 」を取り扱っています。
実はこの商品、小栗が診療中にも使用しているのです。通常のブルーライトカット眼鏡としても使えるため、電子カルテのモニターや、iPad などのモバイル端末を見るときにも眼精疲労軽減につながっていると実感しています。
また、運転やアウトドア・レジャーにも有効でレーシックや近視手術後、視力回復した方にもオススメです!
・・・小栗は視力回復コンタクト(オルソケラトロジー)で裸眼視力を回復しているので裸眼で生活していますが、この「伊達メガネ」を使うことで、更に生活の快適度をアップしています☆
以下、オピュールさんの説明資料から転載します。
そもそも 紫外線や近赤外線とは??
紫外線や近赤外線とはひとことで言えば 光線の1種です。
可視光線は、網膜より前にある「水晶体」や「角膜」を通過しますので、全てのものの「色」は、特定の「波長」の光線が、眼の「網膜」に届くことで見えています。
この波長が短すぎて目に見えないのが紫外線 、長すぎて見えないのが赤外線 です。
紫外線のほか、光に含まれる波長、赤外線にも十分なケアが大切 です。
赤外線は、肌の日焼けを熱により強め、紫外線のもつ悪影響をさらに増長させる作用があるといわれています。日差しの強い日など、日焼け止めやIRカットなど、紫外線とあわせた対策が効果的です。
紫外線は肌だけではなく、目にも悪影響を及ぼします。実はあまり知られていませんが、直接肌から影響を受けなくても、目から紫外線の影響を受けると肌の日焼けにつながります 。
角膜に影響を受けてしまい、脳下垂体に情報が伝達され防衛反応としてメラノサイトがメラニン色素を生成してしまうからです。これによって肌老化も進んでしまいます 。
紫外線の多くは角膜で吸収されますが、紫外線の波長によっては目の奥の水晶体や網膜まで達してしまいます。すると、水晶体のたんぱく質に変化が起こり、水晶体が濁って「白内障」という病気になってしまいます。症状が進むと失明の危険性もある病気だけに、対策は重要です。
近赤外線は紫外線よりも肌の奥深くまで到達して、シワやたるみの原因となります。
しかも地表に届く太陽光線は、紫外線が約10%に対して近赤外線は約50% !!
白内障は点眼での改善効果はほとんど期待できませんので、原因となる紫外線、赤外線をサングラスで減少させることが進行抑制に繋がると考えられます !
またコチラのコラムでも白内障の予防方法についてお伝えしています。
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2018年03月09日
HKT48・指原莉乃さん、ICLに大満足! 白内障の心配は?
昨日、レーシックサイトのコラムに記載した、指原莉乃さんの近視手術『ICL(アイシーエル)』 について問い合わせを幾つかいただきました。早速、近視手術適応検査を大勢の方にご予約いただきました。
ICL で白内障になる?
しかし、医療行為には必ず合併症が存在します。飲み薬、点滴、放射線(レントゲンやCT)、MRI(電磁波の問題)、手術・・・どれも100%安全と言えるものは存在しません 。
ICLの合併症とはどのようなものがあるでしょうか?
以下に主なものを記載してみました。
いずれも医学的対応で重大な問題を回避できますが、医学的問題を生じないよう患者さんには定められた術後検診や生活対応をお願いしております。
手術に伴う感染リスク
手術の準備期間の視力補助をどのように対応するか
白内障の発生時には白内障手術が必要となる
適応外の場合は治療できない場合がある
乱視用ICLは回転したり、ずれる可能性がある
ハロー、グレアと呼ばれる見え方の問題が生じる場合がある
角膜の内皮細胞に進行性の問題が起きる場合は、ICL摘出が必要となる
術後、眼圧が上がる場合がある
この中で、最大の合併症として『白内障の進行が早まる可能性がゼロではない』ことが挙げられます。現在のホール付きICLレンズですと、『白内障の進行』についてはほぼ問題ないレベルまで安全性が高まっています。
しかし、これは長期(10~20年以上)データをこれから解明していく段階です。とはいえこれまでの過去の経験から、白内障出現については、既に白内障になっている方は別として、一般的には問題ないと考えます。
眼内レンズの性能が10年前に比較しても格段に高い品質のものが使用できる時代です。万が一、白内障を30代で発症したとしても、現時点の最高レベルの白内障治療で30代に白内障手術を受けることになったとしても、生涯大きな問題を起こしにくくなっています。
10年コンタクトを使う予定であればICLはおススメ!!
詳しくはコチラのコラム をご参照下さい。
尚、ICLを移植している方が白内障手術を受ける場合、手術時にICLは取り出してから白内障治療を行います。
10歳以上の人生において、近視の方にはICLをコンタクトレンズを使用するより強くお勧めします!
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2018年03月07日
「はつらつ元気 4月号」~白内障と血液の酸化
老眼とは白内障の初期状態です。そして、白内障は水晶体がさびる(酸化)ために生じる現象であることは、これまでにお伝えしてきております。
では、水晶体がさびる原因は?
答えは血液の酸化です。
つまり血液がさびなければ白内障、すなわち老眼の予防に繋がるのです。
これは白内障に限りません。目の病気、さらには全身の病気の予防や治療にも繋がります。
そのため今回の「はつらつ元気」誌の特集では、まず「血液の酸化」についてお伝えさせていただきました。
https://ogurikinshi.com/column/?p=6157
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2018年03月04日
「はつらつ元気 4月号」に白内障治療の記事掲載!
3月2日に発売された「はつらつ元気 4月号」に、巻頭特集として小栗のインタビュー記事が掲載されました。
転載許可をいただきましたので、その記事の一部をご紹介させていただきます!
老眼、白内障、緑内障、黄斑変性が主なテーマです。
日常的な予防方法、手術治療、高濃度水素療法など、全体20ページほどの特集記事 です。
保存版的な内容ですので、ご参照いただけますと幸いです!
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2018年02月26日
多焦点眼内レンズ 術後の感想
若いころから近視が強く、メガネがないと生活できなかった患者さんの例です。
ご本人は70才を過ぎて、メガネをかけても視力がスッキリしなくなっていました。奥様が当院で白内障手術(多焦点眼内レンズをお選びいただきました)をお受けになり、スッキリと良く見えるようになり、とてもお喜びになっていました。
ご主人は「光粋流舞道」の宋家の方です。地域の子どもたちに舞道を指導されたり、各地で舞台に立たれたり、大変お忙しく日々をお過ごしになられていました。
そのため、視力低下は自覚しても眼科を受診する機会が取れず、何とか日常視力はメガネでカバーされていたとのことでした。
しかし、奥様のご心配とお勧めもあり、当院を受診して白内障による視力低下の診断となりました。いよいよ手術の決心をして、今月、当院で両眼の日帰り白内障手術をさせていただきました。奥様と同様、多焦点眼内レンズを選択されました。
その結果・・・。以下のような嬉しい感想をいただきました。これから、「新しい視力」で更に進化した舞台を見せて頂けることでしょう!
伝統文化継承のお役にたてたかと思うと、とてもうれしく思っております。
以前、配信した YouTube ですが、以下、是非ご参照ください。
白内障手術で、多くの方の視力回復に携われることを誇りに思うとともに、さらなる技術研鑽を続けていく所存です。
VIDEO
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白内障は手術で治す疾患です。年々、技術が進化して現在では近視、遠視、老眼も一度に治療可能となりました。
しかし、手術である以上、術前、術後に患者さんの協力がないと折角良い視力回復が期待できるはずが、思わぬトラブルをおこして視力不良に繋がることもあり得ます。
ここで日本眼科医会がホームページに掲載しているコメントを転帰いたします。
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白内障手術は、昔は「見えるようになれば良い」とされる開眼手術でしたが、今は「いかに見えるようにしたいか」を選択する手術に変化しています。手術は現在、局所麻酔によりほとんど痛みを感じることはなく、術式や器具などの進化によって以前より格段に目への負担が少なくなり、安全性も高まっています。眼内レンズは交換やメンテナンスの必要はなく、その寿命は人間よりもはるかに長いと考えても問題ないと言われています。しかし、手術である以上は、安全性は100%とは言い切れません。術後のケアが大切です 。
(公益社団法人 日本眼科医会ホームページより)
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通常10分以内の短時間の手術で視力回復できる白内障手術。もちろん入院も必要ありません。
当院では日曜日も手術を行っているため、日曜日に手術を行い、翌日の朝の検診後、そのまま仕事に出かけられる方も少なくありません。
もちろん白内障の状態や、年齢、全身状態によっては視力回復に時間がかかる場合もあります。
しかしながら、何十年悩んでいた近視による視力不良が、手術翌日には 「裸眼で1.0」 見えるようになることが多いのです。翌日、眼帯を外した時の見え方が、「ワオッ!」と思わず驚きと、喜びの声を上げることが多いということで、「ワオ効果」と呼ばれることもあります。
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しかし余りにも簡単に視力回復するために術後の自己管理がおろそかになってしまうことも心配の一つです。
いくら手術が患者さんにとって負担少なく終わっても、眼球に切開を入れて眼内の水晶体を手術するという「外科手術」である事は変わりありません。外科手術一般と同じように、術後の「傷口のケア」は重要なのです。
痛みもなく、比較的短時間で ”簡単” に視力が回復しても、傷が治るには数か月を要するのが人間の身体の創傷治癒反応です。
そのため、当院ではおおむね以下のようなご注意を患者さんにお伝えしております。
<当院での白内障手術治療時の注意事項>
ポイント①・・・手術日までの過ごし方
手術までは通常通りの生活をしていただいて大丈夫です。
手術日3日前から抗菌剤の点眼開始。白内障手術は2種類ご使用ください。
コンタクトレンズの使用を手術2日前からお休みください。
ポイント② 手術当日の身体的準備
手術4時間前から絶食、2時間前より飲み物も控えて頂きます。
手術の間に、緊張等で胃の中の飲食物を戻したりすると、気道に物が流れて「誤嚥性肺炎」を生じる危険性がある為です。万が一、このような事故が生じると眼科の手術は中止はもちろん、救急処置の治療が必要となる場合があります。
手術後の安全のため、手術当日はご自身での運転は控えて下さい。
当日、すべてのお化粧は控える。基礎化粧品も含め中止をお願いします。どうしても基礎化粧品を休めない場合でも目の周りは必ず控えて下さい。
化粧品でアレルギー性結膜炎を生じている方は比較的多いです。特に手術の際は、化粧品で「感染症」を起こしやすくなるため、細菌感染を起こすと術後の視力不良原因となりかねません。
また、整髪料・香水香りの強い物は特にタッチアップ・レーシックの際、精密なレーザー器械に動作不良につながる深刻な影響を及ぼす危険がある為、当日の使用は控えて下さい。
ポイント③ 手術当日の持ち物
手術同意書・印鑑・手術代金(メガネケース・事前にお渡しした点眼薬)
ポイント③ 手術後の日常生活
手術当日は肩から下のシャワーのみ可能です。
顔は目の周りを避けて軽くふく程度にして、決してゴシゴシこすったり、強く抑えないようお気を付け下さい。
経過良好であれば、通常の入浴・洗顔・洗髪は5日後検診以降で可能となります。
タッチアップ・レーシックは翌日の検診で良好であれば、多くの方では洗顔、洗髪も翌日から可能です。しかし、しばらくは目の中に水が入らないように注意をお願いします。
飲酒や喫煙は傷の治りに影響することがあるので3日間ほどは控えて下さい。体質的に傷の治りの悪い方は1週間程度、控えた方が良いです。
たいていのお仕事は翌々日から可能です。しかし職種により、埃をかぶりやすい業務や、極端に頭部に振動が及ぶ業務、物を削ったりして物が目に入りやすい仕事は個別に医師とご相談ください。
軽い運動は1週間後から可能です。しばらくは目に衝撃が加わらないように、サッカーやボクシングは注意ください。
水泳は眼球に水をかぶると感染を起こす危険がある為、プールも海も一か月ほどお休みください。
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老眼についての前回のコラムの続きです。
目のピント調節
目の機能で、レンズのはたらきをするのが「水晶体」。
今ではすっかりデジタルカメラに置き換えられましたが、フイルムを使っていた時代のカメラをしばしば目の構造に例えられました。
いずれにしても、物を見る時に遠くや近くのピント合わせをするのは「レンズ」 です。
目ではレンズのに相当するのが「水晶体」です。
近くを見たり遠くを見たりする際には、水晶体の周りにある「毛様体筋」のはたらきで、水晶体を厚くしたり薄くしたりして光の屈折を変えてピント合わせを行っています。
図のように、近くを見る際には毛様体筋が収縮し、水晶体が厚くなってピントを合わせようとします。
「加齢」によって、水晶体の弾性力が失われて硬くなり、毛様体筋の力で水晶体の形を十分に変化させることが出来なくなったり、毛様体筋の動きが低下したり水晶体にかける力が弱くなって、充分な調節ができなくなる状態が「老眼」です。
この中で、一番の問題は「水晶体の硬化」です。
柔らかいものが硬くなれば、厚みを変化させることが難しくなることは容易に想像頂けると思います。
固くなる理由は、「水晶体のタンパク質の変化」です。
これにはその方の「血液の質」が一番の原因と考えられます。
すなわち「水晶体を固めてしまう血液の問題」です。
年齢と目のピント調節能力の関係
図は平均的な「ピント合わせの年齢による変化」を示しています。
年齢とともに目のピント調整機能が衰えて、近視がなく遠方視力が良い方は近くのピントが合いにくくなります。
先に述べた水晶体の硬化を抑制できれば、この進行を遅らすことは可能です。
そのためには若いころ、例えば20代からの生活習慣対応をお勧めします。
何故なら、一度、硬化した水晶体を柔らかく戻すことはぼぼ不可能だからです。
繰り返しますが老眼の実態は、水晶体のタンパク質が硬化する、たんぱく質変性です。
丁度、卵の透明な白味がゆで卵になると硬化して、さらに進行すると白くなるようなものです。この白いところまで変化した状態を「白内障」と呼んでいます。
ゆで卵の固まった白味を柔らかい透明な元の状態には戻せないことは多くの方がご存知だと思います。
水晶体が濁ると白内障に
水晶体が硬くなるのは、タンパク質の変性だとお伝えしました。
具体的には水晶体嚢と呼ばれるカプセル内を、タマネギの皮のように層状に走っている線維(水晶体皮質)が“酸化“されるにつれて中心部に押し込められ、硬い核(水晶体核)に変性します。ちなみに、水晶体核がさらに硬くなり濁ってくれば白内障とよばれるようになります。
(文中の図は参天製薬ホームページより転載)
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2018年01月23日
「老眼」・・・詳しく説明できますか?
誰にでも生じる「老眼」
40代の声を聞くと「目のかすみ」や「目の疲れ」が気になってくる方が増加します。
男性の「厄年」は、こうした身体の変化時期を経験的とらえて決まってきたとも言われています。
身体の変化の境目とも言えそうです。
その変化を一番感じやすいのが、「視力」です。
「老眼」として自覚が生じてきます。
老眼が始まると、一気に「齢を感じる」方が増えるようです。
ところが「老眼」をきちんと説明できる方は少数です。
働き盛りの40代は、男女ともいちばん充実した世代とも言えます。
しかし20代の若い頃のように無理がきかなくなってきていませんか?
「老眼」は病気ではなく、誰でも通る道
まず、はじめに…老眼は病気ではありません。
年齢を重ねることをエイジングと言います。
老眼はエイジングに伴う生理現象のひとつです。
年を取って見かけが全く変わらない方がいないように、老眼は誰にでも起こる目の老化現象に過ぎません。
ただし、その進行具合には個人差があります。
主として毎日の生活習慣で老化の速度が変わることは多くの方がご存知だと思います。
https://ogurikinshi.com/column/?p=2996
老眼とは、モノを見るときにピントを合わせる目の調節機能の衰えが原因で起こります。
つまり、レンズの役目をしている「水晶体」が硬くなり、弾性力が低下して、近くを見るときに必要な“調節”ができなくなる状態です。
実は、エイジングに伴う水晶体の老化は15歳頃から始まっています。
多くの場合、40歳を過ぎる頃からピントが合わせにくくなるという自覚症状が現れて「老眼」に気付くというわけです。
老眼に関するウソ?ホント?
お伝えしたように老眼は誰にでも起こるものです。
誰にでも起こるものは、都市伝説、ともいえる事柄が信じられている場合があります。
以下のことに皆さんは正確に答えられるでしょうか?
近視の人は老眼にならない
目に限らず、年齢を重ねることによる身体の機能の衰えは少なからず誰にでも起こります。
近視の人でも目の機能は老化します。
ただ、近視の人は近方のピントが合いやすく、メガネを外した状態だと近くのモノが比較的よく見えます。
そのため、自分が老眼であることに気付きにくいようです。
また、近視の程度にもよりますが老眼鏡を必要とする年齢は遅くなる傾向があります。
老眼鏡を使うと老眼が早く進行する
老眼鏡を使っても、使わなくても目の機能の老化は、手術治療をしない限り、誰でも生涯進行します。
この「都市伝説」の由来は、老眼鏡をかけると無理をしなくても近くのものが良く見えるようになるため、老眼鏡を外したときの見えにくい状態との差が、いっそう気になるからだと思われます。
では、我慢して老眼鏡を使わずに過ごすとどうなるでしょうか?
手元が見えにくい状態を我慢していると、当然目の疲労が蓄積します。
その結果、“疲れ目”や、症状が重くなると“眼精疲労”に発展して、毎日辛い思いをされている方もおられます。また、近くを見ることを避けるようになると、本や新聞を読まなくなり、必要な情報収集量が落ちることで、生活の質の問題に繋がることも考えられます。
現代生活での情報収集は、新聞、書籍やスマホからと言う方が多いため、老眼を我慢することで問題になることも多いのです。
老眼のサインに気付いたら・・・
目の調節機能が衰えた状態で無理をして近くを見続けることは、目や視覚情報の処理をする脳にまで無理をさせることになり、眼精疲労の原因となります。
老眼かな?と思ったら、まず目に負担をかけないようにすることを心掛けてみましょう。
老眼進行を遅らせる対策を検討されることをお勧めします。
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2018年01月17日
白内障の治療方法に点眼薬や内服薬は効果がある?
白内障は、目の水晶体という部分が白く濁ってくる病気です。白内障の多くは加齢によるもので、老人性白内障(加齢白内障)といわれています。老人性白内障は白内障患者の7割以上を占めますが、他にも先天性や外傷性、アトピー、糖尿病など代謝性の病気、薬剤や放射線による白内障もあります。
加齢によって引き起こされる白内障は、高齢者になると誰にでも発症する可能性のある疾患です。皆さんが総称して呼んでいる白内障はこの老人性白内障(加齢性白内障)のことが多いです。
白内障とは眼球の中に存在する、カメラで言うレンズの焦点を合わせる役割を持つ水晶体が、何らかの原因により白く濁り始める病気です。この水晶体の焦点を合わせる働きは老化とともに衰えていきます。多くは血液の酸化(サビ)により水晶体が硬化、混濁します。水晶体は光を集め、その光を眼底の網膜に反射して、捉えている物体などの像を結ぶ働きをしています。そうして私たちに実体として見せてくれているのですが、その働きが弱まると集まった光が乱反射して鮮明な像を映し出せなくなり、物がかすんで見えたり、視力の低下を引き起こします。
白内障の治療 〜 最初は老眼として始まる
初期では老眼と言う形で症状が出ます。『視力低下』という自覚は少ないのです。「老眼=白内障」ですよ、とお伝えすると多くの方は驚かれます・・・。白内障の実態を理解されている方が少ないということです。
進行するにつれて、目がかすむ、ぼやけて見えにくい、ものが二重三重にだぶって見える、光がまぶしく感じるなどの症状が現れます。晴れた日の屋外がとてもまぶしく感じたり、車の対向車のライトがまぶしく感じたりします。
また、遠くが見えにくく感じるために、近視が進んだように感じる場合もあります。実際、水晶体が固くなり、厚みを増すと、近視が進行するため眼科を受診される場合もあります。この水晶体が固くなり、厚みの調節がうまくできなくなった状態が「老眼」なのです。
目の構造はよくカメラのしくみに例えられますが、水晶体はカメラでいえばレンズの役割をしている部分です。カメラもレンズにくもりや汚れがあると、光が反射してぼやけて見えますが、目も同様に水晶体の濁りによって光が散乱して、ものがかすんで見えたり、ぼやけたり、まぶしく感じてしまうのです。
また、進行すると瞳を覗くと中心の黒い部分が白っぽく見えます。
もやがかかったようにモノがかすんで見える。光の強い屋外や明るい所ではまぶしくて見えにくい。ぼやけて二重三重に見える。のような症状がでてきたら白内障かもしれません。
一般的白内障の治療
生活習慣による予防が大切ですが、一度白内障が起ると手術が必要となります。何故なら、混濁したたんぱく質(生卵の透明な白身が、ゆで卵となり白身が白くなって固まることをイメージしてください)を透明に戻すことは、事実上不可能だからです。
一般的な点眼薬での治療、現在の手術では殆どの場合は痛みも無く10分足らずの時間で完治が可能です。
目薬
一度濁った水晶体は元にはもどらないとされています。残念ながら白内障改善に有効な点眼薬はありませんが、保険診療で目薬の処方は認められています。
目薬を治療に用いるのは症状が軽度であまり視力に影響のない場合に、症状の進行を遅らせる目的で使用されますが、殆ど効果は期待出来ません。
内服薬
小栗は白内障進行予防目的で、漢方薬を処方しております。
しかし、ゆで卵の固まった白身を、もとの透明な白身に戻すことは出来ません。内服薬にはそれほどのタンパク質を変化させる効果は難しいと考えます。
漢方薬を処方する目的は、積極的に白内障を改善するのではなく、全身状態を整えて白内障の進行を抑制する目的です。
そのためには漢方薬は効果が期待できるのです。
手術
白内障とは、繰り返しますが目の中でレンズの役割を果たしている水晶体が白く濁ってしまう病気です。
白内障の手術は水晶体の濁りを取り除き、代わりに人工の眼内レンズを挿入します。
眼内レンズは長期間の安全性が確認されており、一度治療すれば、生涯白内障が再発することはありません。
白内障による視力低下を回復する唯一の方法が手術なのです。
まとめ
白内障の実態は何かというと、水晶体のたんぱく質が固くなり濁る、たんぱく質変性です。
丁度、卵の白味がゆで卵になると固く、白くなるようなものです。ゆで卵の固まった白味を透明には戻せません。
ですから白内障そのものを治療して水晶体の混濁を取り除くことは、ゆで卵を生卵に戻すことが出来れば可能かもしれません。しかし、現時点では難しいと思われます。
そのため、諸外国では「白内障の目薬」は使われません。効果が期待できないからです。民間療法や代替医療でも難しそうです。現在の科学技術では白内障を治す方法は一つ、手術以外では視機能回復は無理だと考えます。
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