2017年05月18日
白内障手術後の視力不良対応②
<眼内レンズの「度数」誤差>
この対応には二つの方法があります。
① 眼内レンズ入れ替え
度数の誤差は、一回眼内にレンズが入って視力状態が落ち着く(術後約一ケ月以降)状態が確認できてからの対応となります。この状態で「屈折値」が安定していれば、ほぼ確実に正しい眼内レンズの度数を決定することが出来ます。この新しい度数のレンズに入れ替えることで誤差の補正が可能です。
しかし、眼内レンズの入れ替え手術は白内障手術の後、約半年を過ぎると、眼内レンズが眼の中の組織に癒着しまい剥がすことが難しくなります。
また眼内レンズの入れ替えは技術的に難しいので、実施しない施設もあります。
また、入れ替えには再度手術費用が必要となります。先進医療に加入されて初回手術をされた方は、再度保険が使用できることが多いので、実質の費用負担は多くは保険でカバーされることが多いです。
ただし、乱視が強くて視力不良に繋がっている場合は、眼内レンズの入れ替えでは対応できない場合、あるいはレンズ入れ替えのリスクを考えると、次に説明するレーシックによる対応をお勧めすることが多いです。
② レーシックによるタッチアップ
眼内レンズよりも、レーシックのほうが眼内レンズの度数誤差を精密に補正できます。
特にアイデザイン・アイ・レーシックは1μm (=1/1000mm) もの精度があり、安全面と精度では眼内レンズ入れ替え手術よりレーシックの方が有利です。
また、眼内レンズ入れ替えでは対応できない乱視も、レーシックでは補正できる場合が多いのです。
ただし円錐角膜などの病気により、角膜の問題でレーシックが受けられないかたもおられますので、術前に十分な適応検査が必要です。
当院で白内障手術を行った患者さんは、割引費用でレーシックを受けて頂けますので、術後の眼内レンズの度数誤差が万が一生じた場合でもご安心ください。詳細は当院のスタッフへお尋ねください。
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2017年05月17日
白内障手術後の視力不良対応!
白内障手術の進化で、10年前とは格段に良好な術後裸眼視力が得られるようになりました。
一つは眼内レンズの進化です。遠近両用眼内レンズが代表で、このレンズを選択すると90%以上の方で遠方・近方ともにメガネ不用の生活が実現します。先進医療制度も整い、民間の医療保険に加入されている方では治療費用の殆どが保険金でカバーされます(先進医療認定施設に限ります)。先進医療適応以外の遠近両用眼内レンズでは、乱視も治療可能です。遠近両用+乱視矯正可能な眼内レンズをお選びいただけます。
しかし、保険診療での単焦点眼内レンズ、先進医療あるいは自費診療での遠近両用眼内レンズ、いずれをお選びいただいたとしても一つ問題が残されています。
それは一人一人の眼球の数値から計算する眼内レンズの「度数」に誤差が生じる場合があるということです。特に強度近視、強度遠視の患者さんで度数誤差が生じやすいですが、どのような患者さんにも起こり得ることです。
この眼内レンズの度数計算も、多くの統計データや測定器機の精度が高まったことにより以前より誤差が確実に少なくなっています。
しかし、技術的に100%の精度には至っていません。当院での院内データでもどのような測定手段をもってしても1~2割程度で術後に予想値との乖離が生じます。この誤差により10%程度の患者さんで、眼内レンズの種類に関わらず、白内障手術単独では術後の裸眼視力のご不満に繋がる場合があります。
そのため、手術前にこの点を十分に理解いただく必要があります。
次回は、その眼内レンズ度数誤差に対する対応方法をお伝えいたします。
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2017年05月15日
2017年5月8日(月)19:30~MID-FM761ラジオで小栗理事長が名古屋の美魔女カリスマセレブ、服部由奈さんと共演させていただきました
MID-FM761ラジオで小栗理事長が名古屋の美魔女カリスマセレブ、服部由奈さんと共演させていただきました☆
善玉菌のバランスのとれた腸内フローラが身体にとって大切であること、その腸内フローラの状態を全身スキャナー・アムサットで「目で見て確認できる」ということをお話ししました。
お話しした具体的な解説を以下のサイトをご参照下さい!
http://ogurikinshi.com/column/?p=4696
https://youtu.be/pkj15WWf5do
2017年05月07日
2017年5月8日(月)19:30~MID-FM761ラジオに小栗理事長がライブ出演します!
2017年5月8日(月)19:30~MID-FM761ラジオに小栗理事長がライブ出演します!
今回は名古屋の美魔女カリスマセレブ、服部由奈さん ( https://ameblo.jp/yuna7400 )と共演! ネットでも視聴できますので是非お聴きください!!
2017年04月09日
2017年4月10日(月)19:30~MID-FM761ラジオに小栗理事長が出演します!
2017年4月10日(月)19:30~MID-FM761ラジオに小栗理事長が出演します!
今回はインターナショナル幼稚園の園長先生も出演され、お子様の視力のお話も出るかも、とのこと。ネットでも視聴できますので是非お聴きください!!
2017年04月02日
電子書籍「印象の8割は目元で決まる」、アマゾンの2部門第1位獲得キャンペーン!
2017年4月17日までの期間限定で、アマゾン2部門1位獲得を記念してまぶたの下がり予防が期待できるサプリメントのプレゼントキャンペーンを企画いたしました。大変お得なキャンペーンですので、この機会に是非ご活用ください!
詳しくは次のリンクをご参照ください ⇒ http://ogurikinshi.com/column/?p=4277
2017年03月17日
アマゾンの部門別で第一位となりました!
『印象の8割は目元で決まる』お陰さまでアマゾンの部門別で第一位となりました!
2017年03月13日
2017年3月13日(月)19:30~MID-FM761ラジオに小栗理事長と看護師の原田が出演します!
2017年3月13日(月)19:30~MID-FM761ラジオに小栗理事長と看護師の原田が出演します!
今回はナース目線で “目元のビューティ” な 話とのこと。ネットでも視聴できますので是非お聴きください‼
当医療法人は2004年3月3日に日本一の琵琶湖の畔、滋賀県長浜市で開業しました。
何と本日で13年と1日 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
14年目に入りました。
名古屋院も開院して2年が過ぎ、支えていただいている多くの方々に感謝です!
ひな祭り! 毎年の周年記念がお雛様の日
スタッフ皆でお雛様ケーキのプチ・パーティ?
亀山院長も?でゴキゲン✨✨✨
(小栗のメガネは白内障予防効果のブルーライト、近赤外線カットのサングラスです!)
こんなカワイイ?が・・・
切られると悲しい ?
が、次の瞬間、この笑顔✨
御馳走様でした???‼️
食べてばかりではありません!?
名古屋院、長浜院ともに先進医療認定施設認可を受け、遠近両用眼内レンズを用いる白内障手術も多く手がけさせていただいております。
多くの方々のお力添えで、小学生の近視から、中高年の近視、乱視、老眼まで現在眼科的に可能なほぼ全ての屈折矯正治療を提供させていただいております。
まぶたの下がり(眼瞼下垂)も数多く治療しております。Google で『まぶたの下がり』を検索下さい!
何と2017年3月3日現在で全国で第一位に出てきます!
本当?、と思われた方はぜひ一度お試しください ?
当院は安全で患者さんにお喜びいただける医療提供を目標としています。
引き続き医療レベル向上にスタッフ一同努力して行きます。今後ともどうぞよろしくお願い致します!
2017年02月28日
「名古屋院の山田がまぶたの下がり(眼瞼下垂)に関する電子書籍を出版しました。
アマゾンキンドル版から発売されています。
白内障手術後に視力は回復しても、まぶたの下がりで視界を塞がれている方が大勢おられます。視界を広げ、身体も軽くなるのが眼瞼下垂治療です。身体の老化予防のためにも是非ご参照ください!」
https://www.amazon.co.jp/dp/B06XBBGSQN/ref=sr_1_2
※動画は先日のラジオ放送の内容です。
2017年02月12日
2017年2月13日(月)19:30~MID-FM761ラジオに小栗理事長が出演します!
2017年2月13日(月)19:30~MID-FM761ラジオに小栗理事長が出演します!
今回は目を美しく見せる⁉ 話とのこと。ネットでも視聴できますので是非お聴きください‼
2017年01月28日
新しい書籍「印象の8割は目元で決まる」を出版します!
ご興味ある方は、2017年1月30日(月)19:30~MID-FM761ラジオの『女神のbi Club』をお聞き下さい!
(小栗理事長とスタッフの山田(書籍著者)が生出演します!)
※ラジオはネットでも視聴可能です。
2017年01月19日
視野が欠け失明する緑内障に「白内障手術」がレーザーより効果的
イギリスの研究班が、水晶体摘出手術の効果を調べた研究の結果を医学誌『Lancet』に報告しました。
この研究は、緑内障の中でも原発閉塞隅角緑内障を対象としています。
Effectiveness of early lens extraction for the treatment of primary angle-closure glaucoma (EAGLE): a randomised controlled trial.
Lancet. 2016 Oct 1.
緑内障の原因の一つが、目の中にあるレンズ(水晶体)の前を満たしている液体(房水)が溜まりすぎることです。
房水は正常な目では隅角(ぐうかく)という部分を通って流れ出ていくことで一定の圧に保たれています。しかし隅角が塞がっていると房水が溜まって圧力がかかり、網膜にも負荷がかかって視野の一部が欠けるなど緑内障の症状が現れます。この場合を閉塞隅角緑内障と言います。
隅角が塞がる原因として、近くにある組織の炎症などがありますが、原因が見つからない場合も多く、原因不明という意味の「原発」と呼びます。
閉塞隅角緑内障の治療として、レーザーで黒目の部分(虹彩)に穴を開けることにより房水を逃がす方法があります(レーザー周辺虹彩切開術)。
ほかに、水晶体を人工レンズに置き換えることで隙間を作る手術もあります。この手術が水晶体摘出です。
水晶体摘出は白内障の治療でよく行われています。場合にもよりますが無痛の10分ほどの日帰りで手術で対応可能です。白内障ではかすんで見えにくかった目がよく見えるようになります。近視や遠視も改善してメガネの必要性を減らすことができます。
ただし、人工レンズには人間の目のようにピントを調節する機能がありません。特に単焦点レンズの場合は、近すぎたり遠すぎたりするものにピントが合わないため、眼鏡が必要になります。このため、多焦点眼内レンズを選択して、近視、遠視、老眼を同時に治療してほとんどメガネを必要とせずに裸眼で生活できる選択をされる患者さんが増えています。閉塞隅角緑内障に対しては、房水が通る隙間を作る狙いで行われます。
(続きはコチラ → http://ogurikinshi.com/column/?p=3716 )
2017年01月19日
視力1.5で体調不良!? 疲れ目の原因は“見えすぎ”
裸眼 視力1.5! 近視の人なら一度は憧れる、“よく見える目”。ところが、”よく見える” ことが、”良い目” という誤解がもとで思わぬ心身の不調をもたらすことがあります。現代人の生活環境にそぐわない「見えすぎる」状態でパソコンに向かうと、イライラしたり、肩がこったりすることも起こりやすいのです。
こうした不調は、眼鏡やコンタクトレンズを調整することで対応可能な場合が多いのです。
”よく見える目” で生じやすい症状
Aさん(50代)は、めまいと耳鳴り、目の奥の痛みと視力低下などに半年以上悩まされていました。とくにひどいのは、スマートフォンを見ているときに襲われる吐き気。内科や心療内科などを受診したのですが、原因がわからないままでした。
眼科を受診したところ、結果は単純なことでした。
“合わない強い度数の眼鏡を使い続けたことによる不調”。度数を落としたレンズに替えたところ、Aさんの症状は改善したのです。
脳外科や心療内科、精神科などでも原因がわからない症状の多くは、『眼鏡やコンタクトレンズの過矯正』や、『老視(老眼)の放置』で起こっていることが多いのです。
過矯正とは、その人の適正な度数よりも強い度数で矯正されること。近視の人も遠視になるので、常に目に負荷がかかっている状態になります。また、近距離が見えにくい老視を放置すれば、過矯正と同様に目に負荷がかかります。目の緊張は眼精疲労を起こし、肩こりや頭痛などの症状につながるのです。